リニア新駅は大和郡山へ 29市町村の首長らが会合 森下橿原市長が会長に
リニア中央新幹線の早期開業と、中間駅の大和郡山市内誘致を目指す「第3回『奈良県にリニアを!』の会」が7月28日、同市のやまと郡山城ホールで開かれ、県南部の29市町村の首長ら約50人が参加。発足当初から世話人代表を務めてきた森下豊橿原市長が会長に選出された。
リニア中央新幹線の名古屋―大阪間をめぐっては、開業が従来計画の2045年から最大8年前倒しされる見通しとなったほか、JR東海社長が7月20日の記者会見で「奈良市付近」を通るルートで進める考えを明言している。
会は大和郡山市への中間駅誘致を目指しており、森下会長は「われわれの地域にリニアを持ってこられるよう団結しよう」とあいさつ。「効果を紀伊半島に広く波及させるため、交通結節性が高い大和郡山市に中間駅を設置すべき」などとする提言書を採択した。
県内では中間駅誘致に向け、奈良市と生駒市も独自に誘致活動を進めている。
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