「ロマンチックな世界観」楽しんで 26日から平城京天平祭
夏の平城宮跡に多くの人を呼び込もうと、「平城京天平祭」が26~28日、奈良市の平城宮跡一帯で開かれる。今年は「天平たなばた祭り」と題し、織り姫と彦星の恋物語も詠まれている万葉集の「ロマンチックな世界観」を光と灯りで演出する。入場無料。
平成23年から開催されている夏の恒例行事で、県や奈良市などでつくる「平城宮跡にぎわいづくり実行委員会」が主催する。
会場では「第一次大極殿」周辺を約1万本のろうそくで彩る「燈花会@大極殿」や、天平衣装姿の女性らが練り歩く「天平七夕行列」、七夕をテーマに男女の出会いを水や映像で表現するパフォーマンスが楽しめる。五神をモチーフとした光のオブジェなど幻想的な雰囲気も味わえる。
第一次大極殿の西エリアには夜店「アジアンフードコート&夏の夜市」も設置。中国や韓国、トルコ、モンゴル、スリランカ料理が販売されるほか、金魚すくいや綿菓子づくりなど子供に人気の「こども縁日」も並ぶ。特設ステージでは、日替わりで夜神楽やオペラなどが行われる。
実行委は「古代の人が思い描いたロマンチックな世界観を楽しんでほしい」としている。午後5時半~午後9時。夜店は午後4時から。期間中は午後3時半から約15分間隔で、近鉄大和西大寺駅とJR奈良駅から無料シャトルバスが運行される。問い合わせは実行委(☎0742・25・0707)。
詳細はホームページhttp://www.tenpyosai.jp/
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