動く市役所発進! 住民票発行、健康指導…葛城市がサービスカー試験運行
2016年08月31日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
葛城市は、市中心部から遠い7地区の公民館や集会所を巡回し、住民票発行や健康指導を行う「市民サービスカー」を9月から試験運行する。市民サービス向上と地域コミュニティーの形成が目的で、全国的にも珍しいという。
ワンボックスの商用車を改造し、パソコンやプリンター、インターネット接続端末などを搭載。住民票と印鑑登録証明書の交付を可能にした。大型モニターには観光情報などを表示でき、市役所などとネットでつなぐことで、テレビ会議もできるという。
発電機や防災無線なども備え、災害時は「移動救護所」としての活用や、救援物資、被災者の搬送も可能。試験運行は9月中旬~10月末で、市職員と保健師が乗り込み、中心部から遠い7地区の公民館や集会所を週1回訪問。サービスを提供する。
毎週金曜日の午前中は、「ならコープ」の「あったか便利移動店舗」と連携した買い物支援サービスとして、ならコープの移動販売車も同行。市福祉総合ステーションで行われたお披露目式で、山下和弥市長は「新しい行政サービスを提供し、市民の拠点づくりを進める」と述べた。
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html