日中韓の文化交流 東アジア文化都市「古都祝(ことほぐ)奈良」開幕
2016年09月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
日中韓3カ国が文化交流を進める「東アジア文化都市2016奈良市」のメーンイベント「古都祝(ことほぐ)奈良―時空を超えたアートの祭典」の開会式が3日、奈良市の大安寺東塔跡で行われた。
10月23日までのコア期間中、「舞台芸術」「美術」「食」の3部門でさまざまな文化プログラムを実施。春日大社や唐招提寺など市内8社寺では「八社寺アートプロジェクト」として、国内外のアーティストによる現代芸術作品が展示される。
開会式はパリ在住の造形作家、川俣正さん(63)制作の「足場の塔」がそびえ立つ東塔跡で開かれ、実行委委員長を務める奈良市の仲川げん市長が「奈良の魅力は歴史と自然。50日の期間中、全国、世界の人々に奈良の持つ『場の力』を伝えたい」とあいさつ。日中韓3カ国から集まった関係者ら9人がテープカットすると大きな拍手がわき起こった。
イベントの問い合わせは、奈良市東アジア文化都市推進課内の実行委事務局(☎0742・27・0120)。
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