災害時に福祉避難所設置 大淀町と美吉野園が協定
2016年09月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大淀町は、災害時に特別な配慮が必要な高齢者や障害者らを受け入れる福祉避難所の設置・運営に関する協定を、町内の社会福祉法人「綜合施設 美吉野園」と締結した。
協定は、地震や風水害などの災害発生時や発生する恐れがある場合、避難所生活に特別な配慮がいる高齢者、障害者らと家族を受け入れる福祉避難所を設置し運営するために締結。
町がこのような対象者の存在を把握した場合、美吉野園に受け入れを要請。美吉野園は可能な範囲で応じるよう努めるとしており、受け入れた美吉野園が対象者を適切に介護できるように町はボランティアなどの介護支援者の確保に努めるという。
調印式が町役場で開かれ、岡下守正町長と美吉野園の東好子理事長が協定書に調印。岡下町長は「災害時の要援護者に対する施策は必要不可欠で、協定が締結できて心強い」、東理事長は「役割の重要性を再認識している。災害に対する態勢整備をさらに進めたい」とあいさつした。
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