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「症状あれば医療機関受診を」 相次ぐはしか感染で県が注意喚起


 関西国際空港などで、はしか患者が相次いで確認されたことを受け、県は感染拡大防止のための注意喚起に力を入れている。県内で感染者は確認されていないが「関空付近に行った人で、症状が出ている人は速やかに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。

 県では先月末から今月初めにかけ、各市町村や県医師会、保健所、県教委などに対し、はしかの集団感染の状況や、渡航歴があったり関空を利用した人で、はしかが疑われる症状が出ている場合の対応に注意するよう文書で通知。ホームページでも予防方法などについて説明している。

 県内のはしか患者の発生は、平成23年に2人▽24、25年は0人▽26年に1人▽27人に1人―で、いずれも海外渡航歴がある人だった。県によると、関空での集団感染が明らかになって以降、県民からは「来週海外に行くが、予防接種は受けたほうがよいのか」などの問い合わせが増えているという。

 県保健予防課の担当者は「ワクチンが不足しているケースもあるかもしれない。必要としている人がどのぐらいいるのか、まずは人数をつかまないと国にも要請できない」とし、今後市町村に対し、ワクチンの予防接種対象者の数についての聞き取りも検討している。

 厚生労働省によると、はしかのワクチンを接種すると、95%以上の人がウイルスに対する免疫を獲得できるとされ、2回接種する方が効果的という。18年度からは、1歳児と小学校入学前1年間の2回の定期予防接種制度が始まっている。県は「まずは母子手帳で予防接種の記録を確認し、まだ受けていない子供には早めに予防接種を受けさせてほしい。海外へ行く予定があり、予防接種を受けたか不安の人は、抗体検査を受けて」と呼びかけている。

高熱や全身の発疹、ワクチン接種が有効

 はしかは、麻疹ウイルスによる急性の全身感染症。感染すると約10日間の潜伏期を経て38度前後の発熱やせき、鼻水などのかぜの症状が現れる。熱はいったん下がった後、再び39・5度以上ぐらいの高熱となり、発疹が全身に広がる。肺炎や中耳炎を合併しやすく、まれに脳炎を起こすこともある。

 はしかは感染力が強く、空気感染するので手洗いやマスクでは予防できず、ワクチンの接種が効果的とされる。日本では平成22年11月以降は、海外由来型のウイルスしか検出されていない。国立感染症研究所によると、25年12月下旬から26年3月下旬にかけて、全国で206人のはしか患者が確認された。海外渡航中の感染が推定されるという。

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