極彩色壁画が切手に 明日香村の村制60周年記念で発行
明日香村の村制施行60周年を記念し、日本郵便が村の史跡地や極彩色壁画をテーマにした2種類の切手シート(オリジナルフレーム切手)を発行。担当者らが森川裕一村長に額に入った切手シートを贈呈した。
切手シートは飛鳥宮跡や石舞台古墳、稲渕の棚田、飛鳥川など、古い歴史を感じさせる村内の観光スポットをテーマにした「悠久の飛鳥」(930円)と、キトラ古墳壁画の朱雀や玄武、高松塚古墳壁画の女子・男子群像をテーマにした「飛鳥の極彩色壁画」(1230円)。
悠久の飛鳥は52円、飛鳥の極彩色壁画は82円の切手をそれぞれ10枚ずつシートにしている。
日本郵便近畿支社郵便・物流営業部の熊野浩之担当部長は「魅力ある明日香村をよりPRし、地域振興の一助になることを期待します」とあいさつ。森川村長は「本当にありがたい。ちょうど24日には国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区がオープン予定で、このような形で、全国の人に飛鳥のよさを感じてもらうことを重ねていきたい」と話した。
民営化後、明日香村をテーマにした切手シートの発行は今回で3回目。切手シートは簡易郵便局を除く県内の郵便局で販売している(一部取り寄せ)。
【関連記事】
【動画】キトラ天文図などを報道陣に公開 奈良・明日香村の四神の館
10年かけてようやく!!キトラ古墳壁画の3壁画修復終了…保存・展示施設に移送
明日香村でキトラ古墳壁画展示 保存検討会、「見やすい工夫」評価
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html