気迫の槍さばき披露 宝蔵院流槍術興福寺奉納演武会
2016年09月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良発祥の古武道「宝蔵院流槍術」を後世に伝え、日本古武道の普及や発展を図ろうと「宝蔵院流槍術興福寺奉納演武会」が24日、奈良市の興福寺で開かれた。
同槍術は約450年前、興福寺子院の宝蔵院住職だった胤栄が領地を守る自衛のために編み出したとされる。十文字形の穂先が特徴の「鎌槍」(全長2・7メートル)は、突くだけでなく、巻き落とす、切り落とす、打ち落とすなど、攻防に優れた画期的な武器という。
この日は、興福寺東金堂で法要が営まれた後、10人の演武者が全35本の形を披露。気迫がこもった勇壮な槍さばきに、集まった約千人の観客が見入っていた。
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