認知症の人と接するには? 奈良佐保短大で公開講座
2016年09月26日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
認知症の症状や患者への接し方について市民に解説する公開講座「知っておきたい認知症の接し方」が25日、奈良市の奈良佐保短期大で開かれた。
大学の地域貢献や情報発信などを目的に開催されている公開講座。今回は同短大生活未来科生活福祉コースの小木曽真司助教(33)が「認知症とは」をテーマに講演し、認知症が脳の細胞が死ぬことによって発症する知能の障害であることなどをスライドを使って説明した。
その後、「認知症への接し方」として「認知症の人は周りに対して敏感になっている。不安や焦燥感を与えないように本人を責めたりせずに、さりげない気配りや対処が必要」などとアドバイスしていた。
講座を聴いた上牧町の看護師、石橋富由子さん(37)は「認知症にネガティブなイメージを持っていたが、周りの人がサポートできるということがわかってよかった」と話していた。
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