奈良県華道展覧会が華やかに開催 66回目、「親子いけばな体験教室」も
2016年10月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
今年の 「奈良県華道展覧会」が13日~16日、奈良市の奈良県文化会館で開催された。来場者は色鮮やかな花に見入っていた。
奈良県華道会(松村翠英理事長)が生け花の振興などを目的に主催し、今回で66回目。鮮やかなケイトウや赤い果実を実らせたツルウメモドキなどで彩られた作品など、29流派から210点の作品が出展された。
松村理事長は「奈良で生け花を展示する機会は少ない。展覧会で多くの方が生け花に興味を持ってくれれば」と話していた。来場していた奈良市の後藤由美さん(71)は「いつも季節の花を楽しませてもらってます。秋は花も豊富できれいですね」と話していた。
また、期間中の15,16の両日、会場で「親子いけばな体験教室」も開催された。生け花の魅力を知ってもらい、後進の育成にもつなげようと企画された。参加した奈良県王寺町の小学2年、山内颯華(ふうか)さん(8)は「つぼを広く使って葉っぱが大きく見えるように挿しました。花は家のテレビの前に飾りたい」と笑顔で話していた。体験教室事務局の吉村晴芳山さんは「花を愛でることで、子供が生け花に興味を持ってくれれば」と話してい
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