【学童野球】大宮ホワイトベアーズが奈良チャレンジャーズ下し優勝 奈良市学童軟式野球連盟会長杯
22チームが参加した第30回奈良市学童軟式野球連盟会長杯の決勝戦が13日、同市の柏木球技場で行われ、大宮ホワイトベアーズが3―1で奈良チャレンジャーズを下し、24年ぶり2度目の優勝を果たした。
大宮ホワイトベアーズは初回、先頭・川村勇太選手のヒットと相手の守備の乱れから無死一、三塁の好機を作ると、主将・中村律貴選手の内野ゴロの間に川村選手が生還して、幸先良く先制した。三回の2死満塁のチャンスでも、暴投の間に三塁走者の川村選手がホームを踏んで追加点を挙げるなど、相手のミスを逃さず着実に得点して、奈良チャレンジャーズを振り切った。
奈良チャレンジャーズは2点差とされた四回、主将・寺川裕也選手がヒットを放ち、盗塁を成功させ1死三塁とする。続く上砂充稀選手の内野ゴロの間に寺川選手が生還して1点を返したが、内野ゴロとフライの山を築く大宮ホワイトベアーズ・米沢太雅投手を攻略しきれず、初優勝した前回大会に続く2連覇とはならなかった。
大宮ホワイトベアーズの中村主将は「みんなが気を抜かずに頑張っていた。最後の大会で優勝できて嬉しい」と笑顔で話していた。奈良チャレンジャーズの寺川主将は「エラーにつけこまれてしまった。この悔しさをバネに、これからも野球を頑張りたい」と話した。
閉会式では、両チームに優勝杯や準優勝杯などが贈られ、選手一人ひとりにメダルが掛けられた。市学童軟式野球連盟の池田慎久会長は「野球を通して学んだことはこれからの人生に役に立つ。努力を怠ることなく、次の目標に向かって頑張ってほしい」とあいさつした。
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