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勾留中の54歳医師死亡 遺族「本当のこと知りたい」 奈良県警は暴行否定


記者会見で男性医師の死因について説明する岩手医大の出羽厚二教授

記者会見で男性医師の死因について説明する岩手医大の出羽厚二教授

暴行は本当にあったのか。奈良県警桜井署で平成22年、勾留中の男性医師=当時(54)=が死亡した事案で、警察官による暴行が死亡の原因だとして、奈良県警に刑事告発した岩手医大の出羽厚二教授が15日、奈良市内で会見し、同席した遺族の女性(52)は、「本当のことを知りたい」と訴えた。
男性医師は18年6月、大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃院)で、男性患者=当時(51)=の肝臓の手術を担当した。その後、肝静脈を損傷し失血死させたとして、22年2月6日に業務上過失致死容疑で逮捕された。同25日に勾留中の桜井署の留置場内で倒れ、搬送先の病院で死亡した。
当時の司法解剖では、死因は急性心筋梗塞とされた。だが、遺体の右足が不自然に黒ずんでいるのを不審に思った遺族女性が、出羽教授に解剖結果の鑑定を依頼。出羽教授は死因を「急性腎不全などの多臓器不全」と判断、その原因を「警察官からの暴行」と結論付け、6年越しの刑事告発となった。
この日の会見で出羽教授は、「右下肢に広範囲の皮下出血がある。殴打されてできたとしか考えられない」と指摘。「取り調べの透明化が叫ばれるいま、声を上げるべきだと思った」と話した。遺族女性も「当時の解剖結果には不信感を感じている。本当のことが知りたい」と訴えた。
一方、県警は皮下出血については「(男性は)留置場で座る際に床に足を打ち付けていた。そのときの衝撃でできたものだ」と説明。「暴行は一切なかった」と否定している。
男性の死亡をめぐっては、遺族が25年2月、衰弱していた男性を県警の留置管理担当者が放置したとして、県に約9700万円の損害賠償を求めて提訴。今年12月27日に判決がある。
出羽教授は19年に大相撲・時津風部屋の力士暴行死事件で遺体を解剖し、病死としていた愛知県警の判断を覆したことで知られる。

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