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【鹿角抄(コラム)】明日香村に星野リゾート進出 奈良全体の観光にも影響


明日香村に高級旅館やリゾートホテルを運営する星野リゾートが進出し、順調にいけば数年後、近鉄飛鳥駅近くに「高級ホテル」が誕生する。村役場で行われた記者会見には星野佳路(よしはる)代表(56)が自ら出席し、飛鳥にホテルを建てる思いを熱く語った。
星野代表は「村が持つ観光資源のポテンシャルは非常に高く、これだけ歴史的資産が集積するのは世界的に珍しい。明日香まるごと博物館構想に宿泊施設は不可欠で、われわれが貢献していきたい」と力説した。
全国に展開する星野リゾートの中で、今回の進出とよく似たケースとしてあげたのが沖縄・竹富島。赤瓦の家の集落が国の重要伝統的建造物群保存地区になっている島に、島の建築様式を守りながらホテルを建設したという。
「竹富島の場合は最初の構想から7年かかった。いろいろ議論はあったが、私たちが開業したことで、宿泊客の増加や他の宿泊施設への波及効果、島の方々の就労の機会を増やすことにつながり、少しずつ成果が出て、島の中で評価をいただいている」としたうえで、「日本の始まりという村のコンセプトが、私たちのリゾートのコンセプトにもなる。周辺景観に配慮した施設にすることがホテルの魅力、競争力につながる。お互い相乗効果を高め、日本の古都として、世界の方々が期待するホテルにしたい」と語った。
数々のホテル・リゾートの再生にかかわってきた星野代表。頭の中には施設のイメージができつつあるようで、「付加価値を高めて、お客さまに来てもらい、地域全体の底上げをはかっていきたい」。
明日香村には年間約80万人が訪れるが、多くは村には泊まらず、日帰り観光だ。だが、星野リゾートでは3泊、4泊してもらうことも想定。「泊まっていただく工夫をする。これはわれわれが最も得意とする分野だ」と話す。
星野リゾートの進出が大きなインパクトを与えることは間違いなく、どんなホテルになるのか、今からわくわくしている。外資系でなく、飛鳥の良さをより理解してくれそうな日本の会社という点でも歓迎だ。奈良県全体の観光にも影響を与えそうで、これをきっかけに他のホテルが進出してくれることも期待している。     (野崎貴宮)

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