【やまと人巡り】気持ち伝えてくれた子供支援 茶谷知伸さん(24)
2017年01月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
児童養護施設を退所した若者のための自立援助ホーム「あらんの家」(奈良市芝辻町)に勤務し、今年で4年目を迎える保育士の茶谷知伸さん(24)。児童施設の日常を描く映画「さとにきたらええやん」の上映会(9日開催)をスタッフらと企画した。「貧困や虐待など子供を取り巻く現状を少しでも知ってもらえたら」と話す。
学生時代、児童養護施設の実習で、夢を熱く語る子供の姿に打たれた。「まっすぐな気持ちを伝えてくれた子供がいた。何とかサポートしたいと思った」
「現状がほとんど知られていない」と悩みや課題は多いが、やりがいもある。今は仕事の幅を広げるため社会福祉士の資格取得を目指し、勉強に励んでいる。 (浜)