【撮影日記 奈良写真倶楽部】雲海染める朝の光 鳥見山公園展望台から
2017年01月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
朝の午前8時前、鳥見山公園(宇陀市榛原)の展望台から雲海を狙って撮影した。白い霧に朝日が映ってほの赤くなっているのが美しい。本当は柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)が「東(ひむがし)の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ」と詠んだ厳寒の日の早朝に東の空にできる朝焼け「かぎろい」を見たかったのだが、もっと気温が下がらないと無理なようだ。 (福岡延雄)
【平成28年12月例会優秀作品】「焼岳」藤森弘(香芝市)▽「朝の光」福岡延雄(桜井市)▽「空中戦」森好央(天理市)▽「瓦アート」出口博司(広陵町)▽「大空を翔る」橋本剛(奈良市)