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【教育】奈良の魅力を発信! 奈良女子大付小児童がパズルや広告作成に挑戦


アイデアを出し合う児童

アイデアを出し合う児童

電車の広告、フリーペーパー、テレビ…さまざまな媒体を使って「奈良の魅力を発信しよう」というプロジェクトが小学校で進行中だ。取り組んでいるのは奈良女子大付属小(奈良市)6年星組の児童。昨年は内閣府の政策アイデアコンテストで小学生では初めて地方予選を通過するなど大奮闘した。3月の卒業までに成果を形にしようと、懸命の取り組みが続いている。
「広告の余白がもったいないと思う」「住所も載せなあかんのちゃう?」。今月中旬、同校では6年星組の児童37人が複数のグループに分かれ、活発に意見を出し合っていた。
このクラスでは昨年4月から総合学習の時間を使い、「奈良の魅力発信プロジェクト」に取り組んでいる。奈良の良さを県内外に発信することがテーマで、目指すのは観光客を増やすことと、県民に奈良に住み続けたいと思ってもらうことだ。
「奈良が好きな人」。担任の中垣州代教諭(45)が4月にそう尋ねたとき、手を挙げた児童は2、3人しかいなかったという。「いいところが思い浮かばない」「大阪みたいなテーマパークがなくてしょぼい」。そんな意見が多かった。だが、今、子供たちは生き生きと奈良を語る。
「お寺しかない」と思っていたという田中生萌(いくも)さん(12)は、「自然と歴史こそが魅力。吉野は日本一の桜の名所だとか、いろんな奈良を説明できるようになった」という。他の児童も、「PR不足で県外の人には知られていないけど、十津川村の谷瀬の吊り橋はどきどきしながら渡るのが楽しい」「県南部は春は桜、秋は紅葉を眺めながら食事ができるいい場所がある」と教えてくれた。
■アイデアは鉄道会社などへ売り込み
プロジェクトはフィールドワークを重視して進められている。県や旅行会社への取材のほか、昨年9月には東京合宿を実施。県選出の高

魅力発信のツール、クロスワードパズル

魅力発信のツール、クロスワードパズル

市早苗総務相に地方創生の話を聞き、外国人や日本人計約200人への路上インタビューにも挑戦した。
その結果、「奈良市外の名所が知られていない」との問題が浮き彫りとなり、県南部・東部の秘境をめぐるツアーや奈良の写真コンテストなど、いくつかの企画を提案。昨年、内閣府地方創生推進室の「地方創生政策アイデアコンテスト」に応募し、小学生では初めて地方予選を通過する快挙を成し遂げた。
最終審査には残ることができなかったため、今年に入り、アイデアの練り直しを決意。新たな企画をさまざまな媒体を使って発信することを目標に据えた。
たとえば、奈良の名所や特産品が答えになるクロスワードパズル。既存のフリーペーパーへの掲載を考えている。企画チームの遊田梨々華さん(12)は、「答えには難しいものを選んだ。答えが何かをインターネットで調べることで、それがどんな名所や食べ物なのか、詳しく知ってもらえると思う」と話す。
他のチームでは外国人観光客向けの交通アクセスの紹介動画作成や、電車の中吊り広告のデザインなどに取り組んでいる。
アイデアは1月中に完成させ、自分たちで鉄道会社やフリーペーパーの発行元など各所に売り込みに行く予定だ。中垣教諭は、「卒業までに何らかの形にしたい。奈良のために一生懸命になっている子供たちの思いが届けばうれしい」と話した。

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