【やまと人巡り】 夢は五輪 クライミング世界ユース選手権3位 天理中2年、西田秀聖さん(14)
2017年03月6日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
昨年11月に中国・広州で開かれたスポーツクライミング世界ユース選手権で、リード種目3位に輝いた天理中学2年、西田秀聖(ひでまさ)さん(14)。結果に、「2人に負けたから、あまり気に入ってはいない」と、負けん気の強さをにじませる。
小学2年からクライミングを始めた。人工壁の突起物(ホールド)を素手やロープを使ってよじ登る競技の魅力は、「練習して登り切ったときの達成感が大きい」ところだ。
授業を終えると大阪府堺市のジムに向かう。何も知らない友達には「帰宅部と思われているかも」と笑う。スポーツクライミングは2020年東京五輪の競技種目で、「みんな強いから勝てるか分からないけど、出場したい」と夢を膨らませる。 (浜)