【奈良出身の若者】 「夢与えるバレリーナに」 矢倉杏理(ももり)さん(17)が国際コンクール優勝
2017年03月15日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
ウクライナの首都・キエフで行われた国際バレエコンクール「MYSL|POTOK 国際バレエコンペティション」で、シニア部門に出場した御所市出身の矢倉杏理(ももり)さん(17)が優勝した。矢倉さんは「世界の人々に夢を与え、そして愛されるプロのバレリーナになりたい」と話している。
コンクールは、ウクライナ文化省とキエフ市営ダンスアカデミーの支援で3月4~6日に開催された。シニア部門は17~19歳が対象で、ウクライナやロシア、ポーランドなどから約30人が出場した。矢倉さんは予選と決戦でクラシックバレエとコンテンポラリーダンス計5曲を踊り、見事グランプリを獲得した。
3歳のときに姉の影響でバレエを始めたという矢倉さん。平成25年に行われた「第2回全国クラシックバレエコンクールinHIRAKATA」で3位に入賞、「キエフバレエカレッジ」への留学資格を得て、同26年9月から留学。現在は、海外のバレエ団に入団するために必要な証書「ディプロマ」取得に向け、バレエの練習に励む日々だ。
矢倉さんは「世界各国から素晴らしい容姿、技術を持つバレリーナが集まり圧倒された」としつつ、「私も絶対に負けられないと思った」と振り返った。