【観光・奈良】 鹿せんべいとばし 優勝者には「鹿の角きり」のトロフィー
2017年03月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
鹿せんべいを投げて飛距離を競う「鹿せんべいとばし」の春休み大会が19、20の両日、奈良市の若草山で開かれ、家族連れなどでにぎわった。
奈良若草山観光振興会が主催。大会では、参加者が1枚300円で直径約20㌢の鹿せんべいを購入し、若草山の中腹からフリスビーのように鹿せんべいを投げて飛距離を競い合う。これまでには50㍍を超える記録が出たこともあったという。
2日間で計約1350人が参加し、20日は約38㍍を記録した東京都の男性が優勝した。参加者は勢いよく鹿せんべいを投げたり、鹿と触れ合ったりしていた。
各日の優勝者には表彰状と、春日大社境内の鹿苑角きり場で行われる秋の風物詩「鹿の角きり」で切られた角を使用したトロフィーが贈られ、20㍍以上を投げた参加者にはストラップなどの入賞品がプレゼントされた。
家族3人で訪れ、参加した大阪府高槻市の西田彩姫ちゃん(3)は「ちゃんと投げられて楽しかった」と話していた。