【天理市】 「コフフン」完成 4月1日にオープン JR、近鉄天理駅前
2017年03月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県天理市が新たな周遊拠点として整備を進めている天理駅前広場が公開された。古墳をモチーフにした大型の野外ステージも完成、駅前の風景は様変わりしている。広場は「コフフン」の名称で4月1日にオープン予定で、現在最終工事が進められている。
駅前広場(約1万9500平方㍍)の土地は、天理教やJR西日本、近鉄電車などが所有。市はにぎわい創出や市民の憩いの場を目指し、総事業費約14億3200万円を投じて、昨年4月に着工した。
古墳をイメージした直径13~26㍍の円状の構造物を整備。音楽ライブなど野外イベントで利用できる「ステージコフン」(収容規模200人)や、カフェレストランや観光案内所が入る「インフォ&ラウンジコフン」、トランポリンなどの遊具として遊べる「ふわふわコフン」などが設置されている。周囲には芝生が敷かれ、健康遊具を設置するなど、子育て中の母親や高齢者も楽しめるよう工夫されている。
1日からのオープニングイベントでは、ジャズライブやノルディックウォーク体験、なら万葉プロレスなど、多彩な企画を予定。市総合政策課の吉本幸史係長は、「若者や高齢者も街に出てもらうきっかけになる。広場を拠点に、にぎわいを周辺市町村や県全体に波及させたい」としている。