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【鹿角抄(コラム)】 奈良の宿泊施設は足りない? それとも、余っているの?


春日大社を始め、多くの観光資源に恵まれている奈良

春日大社を始め、多くの観光資源に恵まれている奈良

「奈良の宿泊施設は足りないのか、余っているのか」。最近そんな議論を耳にする。荒井正吾知事が進める高級ホテル誘致をめぐり、知事と反対派の間で繰り広げられているのだが、これがなかなか興味深い。
「奈良は宿泊施設が少ない」。荒井知事はたびたびそう強調し、高級ホテル誘致を進めてきた。事実、県内ホテル・旅館の客室数は平成27年度は9051室で全国最下位。結果、宿泊客数も全国ワースト2位と、宿泊事情では日本有数の観光地とは思えない惨状に陥っている。
既存のホテルや旅館はもう満室なんです!というのなら分かりやすいが、話はもう少し複雑だ。
「奈良の客室は余っている」。先日の県議会2月定例会で、宮本次郎県議(共産)はそう太字で書かれた調査資料を示し、県のホテル誘致計画を批判した。資料は大阪市や京都市などで客室が将来的に不足するのに対し、奈良市では余るという政府系金融機関の調査結果だ。たしかに、観光庁の統計でも、奈良県の27年の客室稼働率は45・4%とかなり低い。旅館に限ると29%で、閑古鳥が鳴いている施設もあるだろう。
だが、荒井知事は反論する。「奈良の宿泊施設は『量』だけでなく『質』も問題だ」。宿泊サイトのクチコミを分析すると、客室稼働率の低い県内施設では、サービス面の不具合を指摘する書き込みが多かったのだという。むろん、施設側にも言い分はあろうが、知事がいう「奈良は宿泊施設が少ない」とはつまり、客室数に加え、「泊まりたい」と思える施設が少ないという意味だろう。
2020年の東京五輪までに、奈良市内には「JWマリオットホテル奈良」など3つの高級ホテルの開業が計画・予定されている。観光地の宿泊施設は高級ホテルから地元旅館、カプセルホテルまで、さまざまな層に合ったバラエティーが必要だ。高級ホテルと既存施設、どちらかの排除や切り捨てでは発展は望めない。県と施設経営者には、相乗効果で奈良に人を呼び込めるような施策と営業努力を期待したい。  (田中佐和)

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