【吉野の桜】 見頃迎える 夜はライトアップで幻想的な雰囲気演出
2017年04月14日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良県吉野町の吉野山で、桜が見頃を迎えている。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気となっており、大勢の観光客でにぎわっている。
同町によると、今年の吉野山は気温がなかなか上がらず、朝夕の冷え込みも厳しかったため、下千本の開花は昨年(3月30日)より7日遅い4月6日。12日にようやく満開となった。開花が4月6日にまでずれ込んだのは過去5年で最も遅いという。
中千本は14日、上千本も16日に満開となる見込み。奥千本は16日に開花、21日頃満開の予想で、町は「1番の見頃は今週末から来週にかけて」と予想している。
静岡県浜松市の無職、下山稔さん(71)は「泊まりがけで桜を見に来た。こっちの桜の方が色が白っぽくて、スケールも段違い。すごく立派」と話していた。
ライトアップは24日までの午後6時~10時に下千本公園や中千本公園などで実施している。周辺道路では5月7日まで、交通規制が実施される。