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【榊莫山と紫舟のシンフォニー⑪ 】  榊莫山 室生寺ノ塔(大和八景) 墨のむらに深い味わい


 昭和59(1984)年 絹本 額装 65・5×81㌢ 三重県立美術館蔵

昭和59(1984)年 絹本 額装 65・5×81㌢ 三重県立美術館蔵

山デ生マレタ山雀ハ 塔ノ雫デ身ヲ濯ギ 羊歯ノ林ノ恋ニ醉ウ
連載第1回の「東大寺ノ松林」と同じく、「大和八景」シリーズ全8点の内の1点です。
室生寺は、奈良県宇陀市、室生川右岸の山中に建てられた寺院です。奈良時代後期(8世紀後半)に興福寺僧賢璟(けんきょう)が創建したとされる古寺で、天台・真言の密教が伝えられ、江戸時代に真言宗となりました。高野山が女人禁制であったのに対し女性の参詣も受け入れたため、「女人高野」と呼ばれます。境内に金堂・本堂・五重塔などが点在し、釈迦如来像・十一面観音像など木彫の古仏が安置されています。榊莫山が住む伊賀(三重県)からも近く、榊が親しんだ寺院でした。
榊は室生寺について、奥の院までの道が老杉の林やシダの群生の中を通じており、神秘的で身が洗われると記しています。また、五重塔の瀟洒な姿を賛美し、この作品のフレーズに登場する山雀や小雀・四十雀が塔の裏山に仲よく棲んでいると述べています(『大和仏心紀行』)。
この作品は、墨の表現が見どころです。水気の多い墨を用い、うっそうとした樹林など塔周辺の自然を描いていますが、絹地に重ねて置いた墨が次第に乾き、むらが定着して、深い味わいが生まれています。石段の上に建つ五重塔には色彩を点じ、存在感を与えています。  (奈良県立美術館学芸課 稲畑ルミ子)

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