【バンビシャス通信】 ヘッドコーチにジェリコ・パブリセビッチ氏 「誇りあるクラブをつくっていきたい」
今季から主にチーム編成を担うゼネラルマネジャー(GM)に神田悠輝氏(37)が就任した。
神田GMは群馬クレインサンダーズで3年間GMを務め、昨季、群馬は東地区首位でプレーオフに進出している。
一方、ヘッドコーチには元日本代表監督のジェリコ・パブリセビッチ氏(66)と契約を締結した。神田GMは獲得の経緯について、「経験豊富で、日本人の特徴をよく理解している彼に潜在能力を引き出してもらいたい。昨季は得点能力は高かったが、失点も多かった。ディフェンスを重要視する彼に期待している。また、昨季は接戦を落とす試合も多かった。采配にも期待したい」と話す。
ジェリコ氏は「日本で最も歴史的で、美しい都市の一つである奈良で誇りあるクラブをつくっていきたい」と抱負を語っていた。
神田GMがチーム編成をする際に重要視したのは、スタッフ体制の強化だった。スタッフにはジェリコ氏に加えてアシスタントコーチ兼選手として43歳の石橋晴行氏と契約を結んだ。神田GMは「長年の経験でほかの選手からの信頼も厚い石橋選手にヘッドコーチと選手のパイプ役を担ってもらい、チームの化学反応を生み出す役割を期待している」という。そして、「ヘッドコーチのバスケットが浸透するように積極的に仲間とコミュニケーションをとって魅力あるチームにしたい」と話す。
現在、石橋選手のほか樋口真斗選手(24)、小松秀平選手(32)、寺下太基選手(37)、本多純平選手(28)と契約を締結。7月中には日本人選手が揃う予定。また、8月に外国籍選手が加入し、2017―18シーズンの〝戦士〟がそろう。 (バンビシャス広報 和田真智子)
ジェリコ・パブリセビッチ(Zeljko Pavlicevic) 1951年3月26日、クロアチア出身。2003―06 男子日本代表監督