【奈良市長選】 現職の仲川げん氏が接戦を制す 山下真氏は「市選管の説明、納得できない」と憤り
2017年07月10日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
9日投開票された奈良市長選は、3選を果たした無所属現職の仲川げん氏(41)と無所属新人の元生駒市長、山下真氏(49)の接戦となり、疑問票を巡る協議が長引くなどしたため、確定票の発表が10日未明へとずれ込んだ。仲川氏の得票は6万1934票、山下氏は5万9912票で、票差は2千票余りだった。
当選を決め、奈良市内で約40人の支援者に拍手で迎えられた仲川氏は、深々と頭を下げ「市政改革を是としてもらった。薄氷を踏む勝利で、謙虚に市民の声に耳を傾けたい」と語った。
一方、山下氏は「疑問票の取り扱いに関する市選挙管理委員会の説明に納得できない」と記者団に語り、敗戦を前提とするコメントはしない意向を示した。
市長選には自民党推薦のNPO代表、朝広佳子氏(56)と、共産党の党県常任委員、井上良子氏(53)も立候補した。