【奈良の妖怪】 「カブリモノ展」 奈良県立図書情報館で作品展
2017年07月14日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良を拠点に活動しているカブリモノ作家、チャッピー岡本さん(50)と奈良芸術短期大学デザインコースの学生らが制作したカブリモノを披露する「奈良の妖怪カブリモノ展」が、県立図書情報館(奈良市)で開かれている。上北山村に伝わる「一本だたら」など妖怪のカブリモノを展示している。23日まで。
チャッピー岡本さんは「カブリモノでみんなをハッピーに」と創作活動に取り組んでおり、「シカバイザー」などで知られる。同館では毎年、作品を披露している。
今回は妖怪のカブリモノを中心に約40点を展示。河合町の「砂かけ婆」や野迫川村の「ガタロ」、奈良市の「じゃんじゃん火」などの作品を並べた。「一本だたら」は羽をつけ飛ぶようなイメージに仕上げたという。チャッピー岡本さんは「奈良は妖怪の話が多くあり、現代の感覚でデザインした」と話している。
18日は休館。また、土日曜、祝日の午後1時半からと同3時半からはオリジナルのカブリモノを作る「カブリモノ変心塾」が開かれる。定員は各回30人。参加費は千円。要予約で、申し込みは同館ホームページのフォームか来館、FAX、電話で。問い合わせは図書情報館(☎0742・34・2111)。