【あっ、これ作ろ!】 発酵食で夏バテ予防!! クリームヨーグルトと甘糀のレアケーキ
夏バテしそうなこの季節。ついつい冷たい物を取り過ぎて胃腸が弱ったり、体調を崩しやすくなります。
地元野菜と発酵調味料を使った「糀(こうじ)と野菜のお料理 花」(奈良市白毫寺)のオーナーシェフ、北村愛さん(41)に、発酵食を使った消化の良いデザート「クリームヨーグルトと甘糀のレアケーキ」を教えてもらいました。今回も、ノンアルコールタイプの甘酒「甘糀」を使います。
「発酵食を上手に取り入れると、身体の調子も良くなります」と北村さん。
生クリームヨーグルトの代わりにサワークリームでも作れますが、手軽に乳酸菌が取れる生クリームヨーグルト作りにぜひ、チャレンジしてみてください。カスピ海やケフィアヨーグルトは固まる温度が27度くらいなので室温でも作りやすいそうです。他の種類のヨーグルトは固まる温度が異なるので注意してください。
完成品からは想像もできないほど、超簡単なデザートです。ぜひお試しを! (朋)
【材料】(18㎝タルト型)
生クリーム200㏄、カスピ海ヨーグルト(ケフィアヨーグルトでも可)大さじ2、牛乳100㏄、甘糀100g、はちみつ大さじ3、ゼラチン8g、水大さじ3、クッキー(できれば全粒粉クラッカー)70~100g、バター40g=写真❶
【作り方】
①生クリームとカスピ海ヨーグルトを混ぜ、27度で10時間ほど置き、生クリームヨーグルトを作る
②クッキーをジップロックの袋に入れ、綿棒で細かく砕く
③レンジで溶かしたバターと②を手で混ぜ合わせ、タルト型に敷き詰めておく=写真❷
④ゼラチンに水を加えてふやかし、レンジに30秒ほどかけて溶かす
⑤ミキサーに①と牛乳、甘糀、はちみつを入れ、撹拌する
⑥ボウルに⑤を入れ④を加え、泡立て器で手早く撹拌する
⑦⑥を③の型に流し入れ=写真❸、
冷蔵庫で冷やして出来上がり=写真❹
【ワンポイント】
★牛乳を生クリームにかえるとよりリッチな味わいになります
★お好みで塩糀を小さじ1ほど入れても
★季節のフルーツなどをトッピングすると、見た目も華やかに
★バターでクッキーを固めるので全粒粉クラッカーの方がしつこくなく仕上がります
【糀と野菜のお料理 花】 季節の野菜と発酵調味料を使った料理が人気。ランチは午前11時半、ディナーは要予約で午後5時から。電話注文で弁当の販売も。毎日の献立に役立つ簡単な発酵ごはんの料理教室を毎月開催しており、ホームページ(http://www.hana-nara.com/)に日程や内容などを掲載。日曜定休。(☎0742・24・2178)