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【やまと人巡り】 なぎなた日本一  「お互いの呼吸が合って〝美しい演技〟」 田口奈菜子さん、堺歩梨さん


凛としてなぎなたを構える田口奈菜子さん(右)と、堺歩梨さん

凛としてなぎなたを構える田口奈菜子さん(右)と、堺歩梨さん

元気はつらつな、まぶしい笑顔。しかしなぎなたを持つと、小学6年生とは思えないほど、きりっとした表情に早変わり。大和郡山市の〝なぎなた女子〟田口奈菜子さん(12)と堺歩梨(あゆり)さん(12)は、8月6日に日本武道館(東京都)であった「全日本少年少女武道(なぎなた)錬成大会」で3連覇を果たした。
なぎなたは、カシの木や竹で作られた竹刀に似た競技用のなぎなたを用いる武道のこと。技は剣道と同じく「打突(だとつ)」によって攻撃をするが、面、小手、胴、のどのほか、脛への攻撃もできるのが特徴だ。
二人は、「演技競技」の部門で3年連続で最高賞となる優秀賞を獲得した。二人一組となり、技のし掛け合いを演じ、技の美しさや姿勢、なぎなたの打ち方、声などで争う。お互いの呼吸が合っていなければ〝美しい演技〟とはならない。堺さんは「3連覇を意識してしまってずっと手が震えていた」というが、田口さんは「練習したものを普段通りに出せればいいやと、楽にできた」と振り返る。
姉とともに、幼稚園の年長からなぎなたを始めた田口さんと、なぎなたの選手だった祖母と母に勧められて小学1年生から始めた堺さん。二人がコンビを組んだのは小学3年生から。「しっかり者の田口さんと、おっとりマイペースな堺さん。二人はとてもいいコンビ」というのは二人を指導する奈良県なぎなた連盟副会長の福田シゲ子さん(74)。「非常に稽古熱心で素直。お互いがライバルとして切磋琢磨しあっている」と評価する。練習の成果が実り、コンビ結成からわずか1年足らずで全国制覇を果たした。
なぎなたの魅力は「思った通りの部位に技が決まった時が気持ちいい」と堺さん。「二人のし掛け合いが合わさったときが最高に楽しい」という。また、田口さんは「袴(はかま)を着用して競技に挑むのも魅力の一つ」だという。凜としたさまにあこがれて、なぎなたを始める人も多いといい、近年では、なぎなたを題材とした漫画も話題に。田口さんは「ジャージーで練習するよりもしっかりしなければと思う。袴だと気が引き締まる」と話す。なるほど、二人は歩いていても座っていても姿勢が美しいのだ。
今大会が、小学生としては最後の大会となった。中学生になってもなぎなたを続けたいと思っているが、進学する市立大和郡山中学校にはなぎなた部はない。一方で中学の部活動では堺さんはバレーボールを、田口さんは陸上をしたいとも考えているという。「続けられるなら両立したい」と声をそろえる二人。まだまだ凜とした姿を披露してほしいと思う。   (明)

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