【バンビシャス通信】 選手丸はだか 松本健児リオン選手(23) 「チームの中心選手になる!」
「カメラで撮られるのは慣れているんです」
屈託のない笑顔で話すのは在学中にモデルの活動もしていたというチーム最年少の松本健児リオン選手(23)。英語が堪能で、外国籍選手と日本人選手のコミュニケーションを円滑にする役割も積極的に担っている。
神奈川県出身。アメリカ人の父と日本人の母のもとに生まれ、姉の影響で小学校4年からバスケットボールを始めた。高校は福井県にある屈指の強豪、北陸高校に進学した。部員は約40人。強豪校ということもあり、試合に出場することができなかった。卒業後、「バスケットボールをするのは大学で最後にしよう」と出場機会を求めて、名古屋経済大へ進学した。
ところが、ここで存在感を際立たせた。それまでインカレに出場したことがなかった名古屋経済大は、リオン選手がスターティングメンバーとして出場し、2年生で初出場を果たす。翌年も出場。ともに1回戦負けだったが、キャプテンとなった4年生にはインカレ6位の成績を残した。
徐々に頭角を現す中でプロが将来の目標になっていた。インカレでの活躍もあり、4回生の1月ごろ、Bリーグ所属の西宮ストークスから特別強化指定選手として声がかかった。シーズン終盤であったため出場機会はほとんどなかったが、「B2で優勝し、B1に昇格するチームに所属できた経験は大きい」という。
西宮で継続の話もあったが、ここでも出場機会を求め、バンビシャスのトライアウトを受け、選手契約を勝ち取った。
力みがなく、飄々としながらも、プロとしての狭き門を勝ち取ることができたのは、高い身体能力に加え、常に出場機会を求め、コートに立つことで成長してきたからだろう。
「チームの中心選手になる」という伸びしろ十分のリオン選手。大きな声援をお願いします。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【ホーム試合予定】山形ワイヴァンズ戦=9月30日(土)午後6時15分、10月1日(日)午後2時▽ならでんアリーナ