【やまと人巡り】 「若い世代にも奈良の魅力を伝えたい」 な・ら・らイメージモデルグランプリ、辻真帆さん(20)
「落ち着ける町、奈良の良さを若い世代に伝えられれば」。そう語るのは、奈良市の商業施設「な・ら・ら」のイメージモデルのオーディションで見事グランプリに選ばれた高辻真帆さん(20)だ。
な・ら・らは近鉄奈良駅から徒歩1分で、レストラン10店舗などを構える人気スポット。インターネット投票などにより選ばれたイメージモデルをポスターやイベント活動に起用し、施設のPRや認知度向上を狙う。9月6日から9日に同施設で開催されたビアガーデンでは自らビールを注ぐなど早速「な・ら・らの顔」として活動を開始した。
京都府宇治市出身で、幼い頃から奈良に親しみがあった。「奈良では鹿と触れ合ったり、ふらふらと散策したり、それだけで楽しい」と声を弾ませる。奈良は心を落ち着かせる場所だという。
今は大阪の大学に通いながらモデルの活動を続けている。SNSを利用することも多く、「インスタグラムなどで写真を載せると反響が大きい」。若者に影響力の大きいSNSをこれからもな・ら・らのPRに活用していく。
「奈良の町を歩いていると若い人がもっといてもいいのにと思う。きれいな町並み、おいしいご飯…。奈良の魅力をもっと知ってもらえるような・ら・らからアピールしていきたい」。とても意欲的だ。今後の活動に期待したい。 (藤)