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【奈良県立美術館特別展 没後40年 幻の画家  不染鉄⑤】  《いちょう》  極楽浄土のような光が満ちる  11月5日まで開催


昭和40年代 個人蔵

昭和40年代 個人蔵

きらきらと輝くイチョウの木である。太い幹の根元には子供の守り尊でもある小さなお地蔵様が精霊のようにたたずんでいる。
晩年の不染は奈良公園近くの邸宅の一隅にあばら家を立ててもらい生活していた。駅前のベンチに腰をかけて道行く人を眺めたり、弟子とともにスケッチに出かけたり。不染の作品や人柄を慕って訪れてくる人々と温かな交流を育みながら穏やかな日々を送った。こうした中、自分を支えてくれる人をあっと驚かせたいとの気持ちから描いたのが、このイチョウの木である。
第二次世界大戦中に焼損したものの、現在も生まれ故郷の東京・小石川の寺に生息する樹齢千年にもなる大イチョウである。「おばけイチョウ」と呼んで親しんだこの木は、不染にとって幸せな幼少期を象徴するモチーフでもあった。「幸せな気持ちでいっぱいになると美しいいい絵が描けます」と語った不染は、しばしばこの木を思い出して、「この世のものとは思えないほど美しい絵が描きたい」と繰り返し描いたのである。
風が吹くと芝居の雪のように木の葉が舞い、地面が見えないほどの落ち葉で覆い尽くされる光景は、まさに極楽浄土のような光で満ちている。   (奈良県立美術館学芸課 松川綾子)

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