【バンビシャス通信】 レギュラーシーズン開幕 山形に1勝1敗、まずまずの滑り出し
男子日本代表を率いた経歴をもつヘッドコーチ、ジェリコ・パブリセビッチ氏(66)率いる新生バンビシャスのレギュラーシーズン開幕戦が9月30日と今月1日に開催された。
13人中9人が新加入という布陣で挑んだ山形ワイヴァンズ戦は1勝1敗で、まずまずの滑り出しとなった。
1戦目はシューターである小松秀平選手(32)ら得点源を封じ込められ敗戦。2戦目は途中出場した新加入の喜久山貴一選手(25)が3㌽シュートを5本中5本とも決めるなど第3クオーター(Q)終了時点で22点リード。しかし、第4Q、波乱の展開となった。
山形はオールコートの激しいディフェンスを展開した。ここからミスが続き、一気に追い上げられる。残り34秒で同点とされたが、決勝点をクリス・ジェンキンス選手(23)が決め、辛くも勝利した。
ジェリコ・ヘッドコーチは「第3Qまでは素晴らしいできだった。しかし、まだまだ若いチーム。第4Qにミスが続いた。ただ、奈良にきての初勝利。今季のバンビシャスにとっても意味のある勝利となった」と試合を総括した。
試合中、ナイスプレーには「ブラボー」と大きな声で、そして、ミスが続くと厳しい口調で選手を叱咤。クロアチア出身の元バスケットボール選手、トニー・クーコッチらをNBAに送り出すなど選手育成の手腕にも定評があるジェリコ・ヘッドコーチは「若い選手もいるので、まずやるべきことは段階を踏んで選手を成長させていくこと」と話していた。
1試合1試合、コートの中で成長する選手をぜひ会場で応援してください。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【試合結果】バンビシャス61―80山形ワイヴァンズ(9月30日)▽バンビシャス79―77山形ワイヴァンズ
【ホーム試合予定】仙台89ERS戦=14日(土)午後6時、15日(日)午後2時▽ならでんアリーナ