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【奈良県立美術館特別展 没後40年 幻の画家 不染鉄⑦】 《薬師寺東塔之図》、あたかも信仰の地・奈良を守護するかのよう


昭和21(1946)年、不染は奈良県正強中学校(現在の奈良大学付属高校)の理事長兼校長に雇われ、奈良へと住まいを移す。新天地で職を得た不染は《南都五大寺》と題した作品の中で、当時の心境を次のように書き残している。
「終戦一年になります。悪い夢のような戦が終わりました。今年は不思議な大豊作です。お米は安いに及ばず柿もお芋もかつてない豊作です。奈良は戦災をまぬがれ千年のお堂も、天平の宝塔も何事もありません。今秋11月21日から正倉院宝物が一般に公開されます。憲法が11月3日に発布になります。何もかも再建です。今度私は画かきで初めて中学校の校長に就任致しました。美術を重く考える中学にしたいと思います」
文章からは、新しい時代の幕開けを喜ぶ清新な気分とともに、再び訪れた平和な時代への感謝の思いが感じ取られる。
この頃からしきりに描き始めた奈良の景色は、戦前に手がけたのどかな農村風景とは異なり、画面は奈良の寺院建築によって整然と構成されている。
本作では、記号のように抽象化されてぎっしりと描き込まれた秋の収穫風景を背景にして、写実的に表現された薬師寺東塔が画面中央に大きく配置されている。その堂々たる姿は、あたかも信仰の地・奈良を守護するかのように荘厳な光で包まれている。   (奈良県立美術館学芸課 松川綾子)

 昭和40年代頃 源覺寺蔵 

昭和40年代頃 源覺寺蔵

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