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【奈良県立美術館特別展 没後40年 幻の画家 不染鉄⑩】《落葉浄土》 風景に自らの心情込め…最晩年82歳の作品


 昭和49(1974)年頃 奈良県立美術館蔵

昭和49(1974)年頃 奈良県立美術館蔵

身寄りのない不染は老境に差しかかり、自らの魂の行く末を案じるかのように浄土(あの世)を思わせる風景を描き始める。世話をする人がいなくなり、お寺の隅に打ち捨てられた無縁仏や紅葉したイチョウの木がきらきらと輝く極楽浄土のような情景、そして、自ら「落葉浄土」と名づけた本作である。
山奥深くの村にかやぶき屋根のお堂がひっそりと佇(たたず)んでいる。明かりの消えた家々が幻のように浮かび上がる門前には仏法を守護する仁王像が立ちはだかり、さまよえる魂を救済するかのように土塀には六地蔵が居並んでいる。本堂では十二神将を従えた仏様が鎮座し、母屋には不染と父親を連想させる人影も見える。境内の大イチョウが金色の雨を降らせ、裏山の竹やぶが青白い光を放つ。暗闇に包まれた情景は神秘的な光を宿しているかのようである。
その長い人生を回想するかのようにさまざまな場面をつなぎ合わせて構成された本作。思い出と想像とが交錯する風景に温かさや優しさ、懐かしさや寂しさなど自らの心情を込め、丹念に筆を重ね続けた不染82歳になる最晩年の作品である。   (奈良県立美術館学芸課 松川綾子)

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