【バンビシャス通信】《選手丸はだか》バスケットボール一筋、武田倫太郎選手(26)
先日あった天皇杯。対戦相手はB1の琉球ゴールデンキングスだった。武田倫太郎選手(26)はリーグ屈指のポイントガードにフラストレーションをためさせるタイトなディフェンスでベンチに下げた。講師を務めるバスケットボールスクールで生徒から慕われる優しい性格とは一転、コートでは「無鉄砲ながむしゃらさ」が魅力だ。
兵庫県尼崎市出身。友人の影響で小学6年からバスケを始めた。中学、高校とバスケ漬けの日々。兵庫では上位に食い込むも全国大会には出場できなかった。
大学は関西1部リーグのバスケの名門で、約100人の部員を抱える大阪体育大学。A~Dまでチームがあり、1、2回生はD~Bチームだった。3回生になってAチーム入り。4回生でAチーム不動の地位を築き、関西1部リーグで得点王のタイトルを手にした。「Dチームからはい上がり、得点王を獲得できた。はい上がったからこそ、いろいろな経験ができ、自身にとっては大きな糧となっている」という。
大学在学中に滋賀レイクスターズに入団が決まり、その後、富山グラウジーズに移籍した。BリーグがスタートしてB3の東京サンレーヴスに。注目度がより高いB2で戦いたいとトライアウトでバンビシャスに挑戦し、夢をかなえた。
背番号22番への思いは|。「22歳のとき、ほかのことがまったく気にならないほどバスケに集中し、練習した。そして、得点王になり、プロになる夢をかなえた。この気持ちを忘れないように22番に決めた」
趣味を聞いても「…」。それほどバスケ一筋だ。B3、B2の経験を生かし、B1で戦えるポイントガードへ。期待している。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【ホーム試合予定】岩手ビッグブルズ戦=12月16日(土)午後6時、12月17日(日)午後2時▽ジェイテクトアリーナ奈良(県立橿原公苑第一体育館)