【あっ、これ作ろ!】健康配慮、ボリュームも満点 「糀と野菜のお料理 花」の煮込みハンバーグ
朝晩は冷え込む季節になりました。体が温まる煮込み料理にひかれるけれど、作るのは手間がかかりそう…。そんなイメージを払拭させる「煮込みハンバーグ」を「糀と野菜のお料理 花」(奈良市白毫寺町)のオーナーシェフ、北村愛さん(42)に教えてもらいました。
今回のレシピは簡単で、糖質も制限しているのがうれしい。「発酵調味料を使うと善玉菌が増え、体の細胞を元気に保つことができます。臓器がバランス良く働き、無駄な働きがなくなります」と北村さん。
塩糀を合挽きミンチに混ぜているので消化が良く、柔らかいのが特徴。パン粉ではなく高野豆腐パウダーを使うことで糖質を減らすこともでき、血糖値の上昇を抑えられるそう。ボリューム満点で野菜もたっぷり取れるので、食べ応えバツグン!
今夜のおかずにぜひお試しを! (朋)
【材料】(2人分)=写真❶
■ハンバーグのタネ 合挽きミンチ200㌘に塩糀20㌘を混ぜたもの、玉ねぎ80㌘に塩糀小さじ1を混ぜたもの、とき卵1/2個、牛乳大さじ1、高野豆腐パウダー15㌘、黒コショウ適量
■ソース 赤ワイン75㏄、トマトピューレ90㌘、水50㏄、みそ小さじ1、ローリエ½枚、油大さじ½、にんにく(薄切りにしておく)5㌘、マッシュルーム(半分に切っておく)50㌘、かぼちゃ(小さめの乱切り)50㌘、パプリカ(小さめの乱切り)50㌘、ブロッコリー(小房に分けておく)50㌘
【作り方】
①ハンバーグのタネの材料をボールに入れ、手でよく練り混ぜる
②①を2等分にし、空気を抜きながら小判型に成形する=写真❷
③フライパンに油を入れ、中火で温める。温まってきたら②を並べて焼く
④③に焼き色が付いてきたら裏返し、にんにくを入れて軽く焼く=写真❸
⑤④に赤ワインを入れ、ソースの材料のトマトピューレと水、みそを混ぜた物、ローリエも入れ、マッシュルームとかぼちゃを加え、ふたをして中弱火で5分煮る=写真❹
⑥ハンバーグを裏返し、さらに3分煮込む
⑦ハンバーグを取り出し、ソースにパプリカとブロッコリーを加え、ふたをせずに煮汁がとろりとするまで煮込む=写真❺
⑧お皿に盛り付けできあがり=写真❻
【ワンポイント】
○合挽きミンチと塩糀は混ぜて約12時間、冷蔵庫でねかせるのがオススメ
○玉ねぎと塩糀は混ぜてから約15分おいて水切りしてください。事前に玉ねぎを炒める手間が省けます
○ハンバーグをいったん取り出すことで固くならずに仕上がります
○高野豆腐パウダーはクセが少なく、スーパーなどで購入できます
糀と野菜のお料理 花 季節の野菜と発酵調味料を使った料理が人気で、ランチは午前11時半から、ディナーは要予約で午後5時から。電話注文で弁当の販売も。毎日の献立に役立つ簡単な発酵ごはんの料理教室を毎月開催しており、ホームページ(http://www.hana-nara.com/)で日程や内容を掲載している。日曜定休。奈良市白毫寺町228(☎0742・24・2178)