【あっ、これ作ろ!】「ユズジャム」 氷水で、できあがりをチェック…役立つ
今年も残りわずか。民家の庭にユズが黄色い実をつけている光景をちらほら見かけるようになりました。
今回は、旬の素材でジャムを製造・販売する「confiture cotocoto」(奈良市あやめ池南)のコンフィチュール作家、奥田晶子さん(45)に「ユズジャム」を教えてもらいました。
「ジャムは万能調味料。ユズジャムも大根の浅漬けに入れてみたり、白みそとお酒に混ぜて漬け込んだ魚を焼いたりと料理にも使えます」と奥田さん。苦みの好きな人は白ワタを残したままでもOKとか。
役に立ちそうなのが、ジャムが出来上がったかどうかのチェック方法。ユズに限らず、他の果実でジャムを作るときにも使えるそうです。ユズと砂糖のみで手軽に作ることができるユズジャム、ぜひお試しを!(朋)
【材料】
ユズ 適量、砂糖 ユズの重量の40%分=写真❶
【作り方】
①ユズは丸ごと洗い、半分に切る
②ボールにザルを重ねた上から①を搾る=写真❷
③種は果汁にしっかりと浸しておく(ボールとザルの大きさに差がない方が浸しやすい)=写真❸
④果汁を搾り取った皮は白いワタを半分くらい落とし、3等分に切り、さらに2㍉くらいの細さに刻む=写真❹
⑤④に砂糖をまぶし、軽く混ぜ、1時間ほど置いて皮に砂糖を浸透させる
⑥鍋に⑤と③の果汁を入れ、中火~強火で炊いてアクを取る
⑦少しとろみがついてきたらできあがり=写真❺(ユズはペクチンが多いのでゆるめで止める)
【ワンポイント】
○冷蔵庫に保管し、できるだけ早く食べきりましょう
○⑦のとろみがついてきたら、スプーンですくい、氷水に入れてジャムが散らばらなければOK=写真❻。
散らばるようなら、もう少しとろみが付くまで炊きましょう
○皮のかたいユズは2、3日水につけておくと柔らかくなります
confiture cotocoto 3人の子育ての傍ら、自宅に隣接する工房で日々コンフィチュールを炊く奥田晶子さんが製造、販売。「生産者の思いを大切にしながら素材と向き合い、安心して食べられるものを提供したい」という思いが込められている。ホームページ(http://confiture-cotocoto.com/)で常時約30種類のジャムやソース、シロップを販売している。(☎090・8534・9288)。