【やまと人巡り】犯罪被害者に希望をもって生きてもらいたい 奈良県警犯罪被害者支援室の神代和さん(33)
2018年01月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「少しでも明日を生きようと思ってもらえればうれしい」と奈良県警犯罪被害者支援室で働く臨床心理士の神代和さん(33)。大学院を修了後はスクールカウンセラーとして働き、平成27年から今の職場で犯罪被害者の支援に携っている。
被害者によって状況はケース・バイ・ケース。「正解のない仕事」の難しさを感じながらも、少しでも希望を持って生きてもらいたいと手をさしのべる。
事件に終わりがあっても、その被害に終わりが来るとはかぎらない。「支援が途切れないようにすることも大切な仕事の一つです」と話す。
一方、被害者支援の存在が知られていない現状も。「相談できる場所があるということをぜひ知ってほしい」と訴える。 (藤)