【バンビシャス通信】〈選手丸はだか〉 仲良しのバスケ3兄弟、コートでは颯爽〝王子〟 山下颯選手(25)
193㌢の長身を生かしたゴール下でのプレーやリバウンドが武器の山下颯(はやて)選手(25)は今季、トライアウトで入団した。石橋晴行ヘッドコーチ兼選手(44)や寺下太基選手(38)と同じ大阪産業大学出身。大学卒業後、大阪エヴェッサに練習生として入団し、その後、レノヴァ鹿児島(現・鹿児島レブナイズ)に加入し、3年間プレーした。
バスケットボールは中学から始めた。入学当初から172㌢と大きく、ゴール下近くでプレーして活躍した。そのまま、高校、大学でもバスケを続けた。
鹿児島では、決まった練習用の体育館がなく、大変な思いもしたが、周囲の温かい人たちに支えられた。今、バンビシャスでは出場機会を獲得するために日々奮闘している。
「走って飛んで、ルーズボールに参加するなど、若さを生かして、チームを勢いづかせるプレーをしたい」という。
山下選手には輝(ひかる)さん(20)、優(ゆうし)さん(16)という2人の弟がいる。2人ともバスケ部で日々汗を流している。山下選手も含め3人とも実家暮らしのため、夜は部屋に集まってバスケなどの話をすることも多いという。まさに仲良しバスケ3兄弟だ。
山下選手は、「颯」の名前のイメージ通り、明るくさわやかな笑顔で、丁寧な対応をするためにブースターからは「王子」と呼ばれている。コートの中で颯爽と風をきり、バンビシャスに勝利を呼び込んでほしい。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【ホーム試合予定】愛媛オレンジバイキングス戦=3月24日(土)午後6時、25日(日)午後2時▽ジェイテクトアリーナ奈良(県立橿原公苑第一体育館)