【吉永小百合さん、キレイ!】 映画「北の桜守」のPRで吉野町立吉野小学校を訪問
2018年03月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
公開中の映画「北の桜守」で、北の大地で桜守として桜を育む母親を演じた女優、吉永小百合さんが12日、桜の保全に取り組む吉野町立吉野小学校を訪れ、児童に園芸用スコップなどを贈呈した。
13日が73歳の誕生日の吉永さん。72歳の最後の日の訪問だった。
「北の桜守」は第二次世界大戦下、旧ソ連軍に樺太を追われ、北海道で生き延びた日本人家族を描いた作品。吉永さんにとっては120本目の出演作となる。
桜の名所として知られる吉野町では、町を挙げて桜の保全に取り組んでいる。同小では10年以上前から毎年、全児童で種から苗を作り、吉野山で植樹活動を行っている。
吉永さんは盛大な拍手で迎えられ、体育館に登場。児童が桜の植樹活動について発表すると、「本物の桜守ですね。何本ぐらい山に返せるのですか」と問いかける場面もあった。児童からの「演じるときに何が難しかったですか」という質問には、「桜に対する思いをどう出すかです。桜に元気になってねという思いを込めて演じました」と真剣な表情で答えていた。
6年生の泉田未来さん(12)は「(吉永さんが)キレイでびっくりした。吉野山にもっと桜を咲かせるように頑張りたい」と話していた。