【くらしと税】 〈確定申告〉 所得税の申告が間違っていたとき…)
2018年03月20日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
所得税の確定申告書を提出した後で、計算誤りなど申告した内容に間違いがあることに気づいた場合の手続きの方法について紹介します。
税額を多く申告していたことに気付いたときは、「更正の請求」をして、正しい税額への訂正を求めることができます。請求内容が正当と認められたときは、正しい税額に減額されます。手続きとしては、更正の請求書を作成し、所轄税務署に提出します。期間は各年分の法定納期限(通常は各年の翌年3月15日)から5年以内です。
税額を少なく申告していたことに気付いたときは、「修正申告」をして、正しい税額に修正してください。なお、修正申告によって新たに納める税額は、修正申告書を提出する日までの延滞税と併せて納めてください。手続きとしては、修正申告書を作成し、所轄税務署に提出します。
税額には、法定納期限(平成29年分の所得税の確定申告は平成30年3月15日、消費税は平成30年4月2日)の翌日から納付する日までの期間について延滞税がかかりますので、できるだけ早く申告・納付するようにしてください。また、納付する金額によっては加算税が賦課される場合があります。