【やまと人巡り】「意外と奈良はイノベーションの場だ」 中小企業診断士、竹下富彦さん(65)
2018年05月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「意外と奈良はイノベーション(経営革新)の場だと実感した」と話すのは中小企業診断士、竹下富彦さん(65)。先月、県中小企業診断士会のメンバー7人で、「経営者の想いが事業をイノベートする」をテーマに県内の6企業・社会福祉法人を取り上げて報告書を作成した。
奈良の経営者は「熱い想い」と優れたアイデアを持っている。ただ、単独で新事業を推進するのは難しい。報告書では一つの方向が見えてきたという。「産業界、国や地方自治体、高専や大学、金融機関のいわゆる『産官学金』の連携がイノベーションのきっかけとなっている」。そして、「連携で大切なのはコーディネーターとしてのわれわれ中小企業診断士」といい、「奈良の役に立ちたい」と意気込む。 (吉)