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【ニュータウン新時代 生駒・鹿ノ台自治会の奮闘㊥】 防犯・防災も住民の手で


年に1回、自治会が主体となって開催している防災訓練

年に1回、自治会が主体となって開催している防災訓練

地区内の11自治会で構成する鹿ノ台自治連合会の傘下には、特色豊かな9つの組織がある。緑化活動を主導する「ECOKA委員会」や、自治会活動の主たる財源となる資源ごみの管理を担う「資源ごみ個別回収委員会」などがそれだ。
地域の児童が通う生駒市立鹿ノ台小学校。月水金の登下校時、通学路には青色回転灯を付けた防犯車「青パト」が出動する。子供の安全を守るべく、「青色防犯パトロール委員会」に属する約60人のボランティアがシフトを組み、約1時間をかけて地区内をくまなくパトロールしている。
今年で11年目を迎えた見回り活動。この間、児童が登下校中に事故や犯罪に巻き込まれたケースは一度もない。鹿ノ台自主防災会の黒部實本部長(71)は「地域の安心と安全は、これからを担う子供を守ってこそ保たれるものだと思う」と胸を張る。
自治連合会は平成25年、鹿ノ台地区への入り口計3カ所に防犯カメラを設置した。プライバシーの保護をめぐる意見の相違などもあり、設置までに約5年の歳月を要したが、自治会費と市の補助金を活用して導入にこぎ着けた。
「行政は法や条例の中でできることしか動いてくれない。街の質を維持、管理するためには住民が主体的に動く必要がある」。そう力説するのは、元鹿ノ台自治連合会会長の山田勲さん(69)だ。
防犯のみならず、防災においても抜かりがない。年に1度、住民による防災訓練を実施している鹿ノ台自主防災会は昨年、市内の自治会で初めて「地区防災計画」を作成。避難誘導や情報、消火など5班を設け、災害発生時に速やかに対処できる組織を確立した。
地区内に7カ所ある防災用の倉庫には、救急用品やライト、簡易テントなど約25種類の防災グッズを大量に備蓄。さらに地元スーパーやドラッグストアなどと「災害物資供給協定」を締結し、有事の際は食料品や薬、日用品などを提供してもらえるよう取り決めている。
「誰もが住みよいと感じる、安心で安全なまちづくりが目標。それによって、地区のブランドイメージも保つことができる」と黒部さんは言う。住民の約9割が何らかの自治会活動に参加している鹿ノ台。一人一人の協力と連携が、街を理想像に近づけていく。

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