【やまと人巡り】 寺と越智氏の歴史の顕彰が大きな役目
2018年05月17日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
中世大和武士だった越智氏の菩提寺である光雲寺(高取町越智、黄檗宗)で、今月6日に営まれた越智氏の追善法要。関光徳住職(48)は、「歴代の越智氏当主の法名を読み上げた際、改めて長い歴史を感じるとともに責任の重さを感じた」と語る。
今春、越智氏を顕彰する奉賛会が同寺を中心に設立。追善法要などを通じ遺徳をしのびながら中世の歴史文化の発信を目指すといい、「地元にこういう歴史があるということを知っていただく機会にしたい」という。
父の跡を継いで16年ほど前から住職を務め、現在は山門の修復事業も進めている。「寺と越智氏の歴史を顕彰することが大きな役目」と、思いを強めている。 (岩)