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【鹿角抄】映画がもたらすのは経済効果だけ?


 奈良市出身の映画監督、河瀬直美さんの最新作「Vision」が先月公開された。主演を努めたのはフランスの名女優ジュリエット・ビノシュさんと、「あん」や「光」といった河瀬作品に出演した俳優、永瀬正敏さん。キャストにはほかにも多数の有名俳優が名を連ね、公開前から高い期待を集めていた。
 作品は全編、吉野町を中心とする県内で撮影。フランス人エッセイストと吉野の森を守る「山守」が心を通わせていく様子を、吉野の深い山々とともに壮大かつ神秘的に描いていた。不思議な世界観の中に、運命や愛、死と再生を感じる作品だった。
 地元住民と密に連携し、撮影を進める手法が〝河瀬流〟だ。今作で大きな役割を果たしたのは、山守の職務を江戸時代から先祖代々受け継ぎ、永瀬さんへの技術指導を担った中井章太さん(48)。「林業は衰退していく一方。映画を通じ、吉野の良さだけでなく、林業の良さ、日本の山の多様性などをたくさんの人に感じてもらえると期待している」。そう語る表情が印象的だった。
 作品はパリで今月開幕する日本博「ジャポニスム2018」の公式オープニング事業として、インターナショナルプレミア上映される。多くの外国人が奈良の魅力に触れるきっかけになるに違いない。
 河瀬さんは今秋開催される「なら国際映画祭」(9月20~24日、奈良市)のエグゼクティブディレクターを務めている。同映画祭は経済波及効果などの観点から、奈良市からの補助金が市議会でたびたび議論の対象となってきた。2年ぶりの開催となる今回は紆余曲折の末、1千万円の補助金が補正予算案に計上、可決された。一映画ファンとしては喜ばしい限りだ。
 映画がもたらすものとして重要なのは経済効果だけなのだろうか。映画が上映されれば、ロケ地が盛り上がるだけでなく、作品を観賞した人のものの見方や考え方に影響を及ぼすこともできるはず。何を「価値」として捉えるのか。映画祭に足を運び、ぜひ確かめてみてほしい。(石橋明日佳)

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