近鉄田原本線、沿線5町で100周年記念イベント 28、29日に
近鉄田原本線の開業100周年を記念するイベントが28、29の両日、田原本町や王寺町など沿線5町で開かれる。フードフェスタや鉄道タレントによるトークショーなど多彩な催しを実施。これに先立ち、西田原本駅で18日、昭和30~40年代に活躍したダークグリーンの車両を再現した復刻塗装電車(3両編成)の出発式があった。
田原本線は西田原本|新王寺間の全長10・1キロ。大正7年4月26日に大和鉄道(現近鉄)の路線として開業し、今年で節目となる100周年を迎えた。
近鉄はこれを記念し、昭和50年代に田原本線で走っていたマルーンレッドの車両(3両編成)を復刻して4月から運行。ダークグリーンの復刻塗装電車はその第2弾で、18日に西田原本駅から出発した。いずれも当面の間、田原本線や橿原線、奈良線などで運行する予定。
■沿線各町で予定されているイベント
【田原本町】西田原本駅駅前広場周辺で、フードフェスタ。大和鉄道の車両を再現したプラレールの走行や勾玉づくりのワークショップも
【王寺町】 町地域交流センターなどで王寺鉄道フェスティバル。熱心な鉄道ファンで知られるホリプロの南田裕介マネジャーらによるトークショーや、旧鉄道トンネルの見学会、子ども駅員制服試着コーナーなど
【広陵町】 箸尾駅前と近くの教行寺で「箸尾だんじり」を展示。駅前マルシェやバサラ踊り、打ち上げ花火大会(28日のみ、250発)も
【河合町】 池部駅前中央公民館で、鉄道模型の運転体験や鉄道運転シミュレーターアプリを使ったイベント
【三宅町】 但馬駅前ロータリーと但馬公民館で、めだかすくいなどが楽しめる子ども縁日や写真パネル展