御杖村でハンゲショウの「白い絨毯」 見頃
2018年07月21日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
御杖村神末地区の谷間で、県の準絶滅危惧種に指定されているハンゲショウが約3千平方㍍にわたって群生し、白い絨毯を一面に敷き詰めたような壮観な光景を見ることができる。
ハンゲショウはドクダミ科の植物。夏至から11日目の「半夏生」(7月2日ごろ)の時期に、花粉を運ぶ昆虫が好む白色に変色するとされる。葉の一部だけが色づくことから「半化粧」と呼ばれるようになったという説も。
神末地区にある「岡田の谷」は全国的にも珍しいハンゲショウの群生地。白と緑のコントラストが鮮やかで、暑い夏に一服の涼を求めて多くの観光客が訪れている。
見頃は今月下旬ごろまで。問い合わせは村むらづくり振興課(0745・95・2001)。