生駒市、来年夏までに市内全小中学校にエアコン設置へ
2018年08月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
記録的な猛暑を受け、生駒市は来年夏までに全20の市立小中学校にエアコンを設置すると発表した。設置に当たり、国や県の支援を要請するほか、ふるさと納税なども活用していくという。
市によると、昨年4月1日現在、市立小中学校の普通教室の冷房設置率は3・1%と、全国平均の49・6%を大きく下回り、対応が急がれていた。
エアコンの設置にかかる費用は約15億円。市は予算を見直して費用を捻出する一方、ふるさと納税による寄付や市PTA協議会とともに募金活動を実施し、予算を確保する考え。月議会で、エアコン設置にかかる予算を今年度補正予算案として計上する予定だ。
小紫雅史市長は「この暑さは今年だけの一過性のものではない。エアコンの設置を最優先事項として、市を挙げて取り組んでいきたい」と話した。