「ならまち遊歩」始まる ノスタルジックな雰囲気も
2018年08月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
古都・奈良の夏をちょうちんで彩るイベント「ぐれーとさまぁーふぇすた☆ならまち遊歩」が17日、奈良市のならまち一帯で始まった。夕暮れ時には約700個のちょうちんが一斉にともり、まちが幻想的に浮かび上がった。日中もさまざまなイベントが催され、にぎわっている。26日まで。
観光閑散期の集客を狙い昨年始まったイベントで、今年は対象地域を拡大。専用の「手形」(500円)を購入すれば、エリア内約100店舗で割引などの特典を受けられる「ならまち楽座」や、ちょうちんの絵付け体験、ナイトツアーなどイベントがめじろ押しだ。今年は白い蚊帳生地にならまちの歴史や文化を紹介する映像を投影する「ならまちプロジェクション」も登場し、エリア内はノスタルジックな雰囲気に包まれている。
家族で訪れた奈良市の主婦、三上麻衣さん(34)は「別世界に迷い込んだみたいにきれい」と笑顔。長男の陸君(6)も「ちょうちんに恐竜の絵を描きたい」と楽しそうだった。