古都の夏を盛り上げる「バサラ祭り」 25、26日開催
夏の奈良で熱い踊りが繰り広げられる「バサラ祭り」(NPO法人バサラ衆主催)が25、26の両日、奈良公園(奈良市)などで開かれる。色鮮やかな衣装で着飾った総勢千人もの踊り手が、躍動感あふれるストリートダンスを市内各所で披露する。
バサラとはサンスクリット語で「ダイヤモンド」を意味し、参加者全員が主役として輝いてほしいとの思いが込められている。祭りは平成11年から毎年開催され、20回目の節目を迎える今年は、奈良や三重、大阪などから34チームが参加。飛び入りで参加できるのも魅力の一つだ。
25日は、約200人の踊り手が近鉄奈良駅周辺の商店街を練り歩き、世界遺産の春日大社や東大寺などで演舞を奉納。26日は、奈良公園を会場に11年ぶりにダンスコンテストが開かれるほか、奈良在住の打楽器奏者、スティーヴ・エトウさんらが制作した新楽曲「バサラ大和意気」の生演奏に合わせ、「総踊り」も披露される予定だ。
担当者は「間近で熱いダンスが見られるのがバサラ祭りの魅力。より多くの人に世界遺産での踊りを楽しんでほしい」と話している。
25日は午前11時~午後6時15分、26日は午前11時~午後8時半。問い合わせはNPO法人バサラ衆事務局(090・9046・1999)。